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保育士インタビューINTERVIEW

子どもと先生を超えて一緒に楽しめる喜び。それが保育士の魅力です。

松園保育園で勤務を続けて18年。新しい発見に満ち溢れている保育の仕事の素晴らしさを、日々感じているという八重樫さん。保育士の仕事の魅力、職員同士のコミュニケーションなどについてインタビュー。保育士を目指す人に向けてのメッセージもお聞きしました。

松園保育園保育士

八重樫 幸さん

入職18年目※2024年6月現在

ある日のタイムスケジュール

8:30
出勤
9:30
午前寝
10:00
遊び
10:30
離乳食
12:00
お便り帳、保育日誌の記入
15:00
ミルク、おやつ
15:30
遊び
17:30
退勤
なぜ保育士を目指そうと思いましたか?
私自身が子どもの頃、保育園実習に来たお姉さんが“みゆき先生”という方で、同じ名前だったので親近感があったのと、とても優しくて「ああなりたいなぁ」という気持ちが保育士を目指す最初のきっかけですね。中学校の職場体験でも保育園へ行き、少しずつ思いが強くなっていきました。高校時代には、他の職業にも興味が湧きましたが、昔からなりたかった保育士が心の中にあり、保育士を目指して短大へと進学しました。
現在の勤務地を選んだ経緯を教えてください。
短大卒業後は、今とは違う園で保育士として仕事をしていましたが、出産を機に退職。出産後、子どもが1歳を迎えた頃に、当園から「すぐに来て欲しい」と声がかかり、保育士としての再スタートを決めました。自宅から近いのも復帰の決め手になりました。
保育士の仕事のやりがいや魅力は、
どんな時に感じますか?
子どもの純粋さを間近で感じられるのは、保育士の特権だと思います。例えば、子どもと一緒に空を見上げた時、それだけで心が浄化されるような優しい感覚が広がります。当園で大切にしているのは、子どもと先生という関係性を超えて、同じ仲間として過ごすこと。子どもと同じ目線で同じ遊びをしている時、その豊かな世界に受け入れてもらえたうれしさがあります。また、運動会のような大きな行事の時、本番で力を発揮しようと頑張る子ども、それを応援する保護者の方々と私たち保育士が一体となる瞬間も感動的ですね。
一方で、仕事の難しさはありますか?
人と人とが関わる現場なので、話し方や言葉選びなど、コミュニケーションの難しさに行き詰まることはあります。そんな時は、他の先生に相談したり、後輩に打ち明けたりするようにしています。話をすることで、課題が整理でき、解決方法を見出すことも多いですね。「私も同じことで落ち込んだことがあるよ」と悩みを共感してもらえると、それだけで前向きになれます。
職員同士のコミュニケーションはいかがですか?
ここに来て18年経ちますが、気軽に相談しやすい雰囲気はずっと変わらず、とても助かっています。また、保育士だけでなく、看護師、栄養士、調理士、支援員、事務員など20代~60代まで幅広い方々が関わっているので、保育士とは違ったいろいろな視点で子どもを知ることができる良さを感じています。また、子育て中のママスタッフも多いので、自分の子育ての悩みなどプライベートな話も和気あいあいとしています。
子育てと仕事の両立はいかがですか?
大学生の長男、中学生の次男、年中の長女の3人の子どもがいるのですが、仕事しながらの子育てはやはり大変です。でも、義理の母に家事を手伝ってもらうなど、家族の力を借りながら、平日は仕事に専念できています。仕事は家に持ち込まないように心がけ、休日は、息子達のバスケの追っかけに行くなど、子どもとの時間をなるべく取るようにしています。
花巻市での生活はいかがですか?
市内には「宮沢賢治童話村」「花巻広域公園」など、自然と触れ合える場所が多いですよね。おたまじゃくしを見つけたり、お花を摘んだり、季節の移り変わりを子どもと一緒に楽しんでいます。娘が温泉好きなので、2人だけでゆっくり温泉に浸かることも。温泉施設まで車で約10分とアクセスしやすいのも花巻の良さですね。
これからの目標は?
子どもに寄り添える保育士を目指しています。ひとり一人への関わり方を工夫しながら、子どもの個性に合わせたコミュニケーションを図れるように心がけていきたいです。間違えることもいっぱいあると思いますが、他の職員とも励まし合いながら、より良い環境づくりを続けていきます。
保育士を目指す人たちにメッセージをお願いします。
自分が子どもになって遊ぶこと、「子ども大好き! 子どもといるのたのしい!」の気持ちがとても大事だと思います。もちろん楽しさだけでなく、悩みが常に付きまとう現場ではありますが、その時に1人で悩まずチームで話し合って解決できた時、子どもが良い方向に変わった時、やりがいを感じる素晴らしい職業だと思います。

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